ルパン三世
ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!
本作品より2代目ルパン三世の声優として、同年3月に亡くなった山田康雄に代わり栗田貫一が正式に就任した(同年4月に封切られた劇場映画第五作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』では、栗田は代役という形だった)。監督は TVスペシャル初期の出崎統を採用したため、当時の作品で見られたような止め絵も健在であるが、総作画監督が須藤昌朋のため、演出は前年と同様、TV第1シリーズの雰囲気のデザインである。ただし、ゲストキャラクターについては他のスタッフが手がけており、本来とは異なるデザインに修正されたという。
また、この作品からコンバットマグナムの効果音が変更され、翌1996年に公開された劇場映画第六作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』まで使用された。
あらすじ
第二次世界大戦中、マレー半島を舞台に暴れまくった強盗団のボス、ハリマオが残した時価800億$ともいわれている財宝。その財宝のありかは、熊・鷹・猿の三体の像に隠されている。そこでルパンはアラスカの美術館に保管されている熊の像を盗み出し、次元にバイト(時給900円)として雇われた五ェ門も連れて、鷹の像があるアムステルダムへと向かった。だが、その財宝を狙う人物がもう1人いた。
元イギリス情報部の諜報部員で、あの007のモデルにもなったイギリス貴族のアーチャー卿である。アーチャーはユーロトンネルの爆発落盤事故によってロイド保険に70億ドル以上の負債を抱えていた。そこで、その返済のためにハリマオの財宝をあてようと考えたのだ。
早速アーチャーの孫娘である考古学助教授のダイアナは、ルパンより先に鷹の像を盗み出すことに成功。ルパンはアーチャーとダイアナを追いかけるが、そこへネオナチのゲーリングが操縦する武装ヘリが現れて鷹の像を奪われ、さらにダイアナまでもが人質として連れ去られてしまう。ルパンはダイアナを助け、鷹の像も奪い返してアーチャーと手を組むことにする。アーチャーの手引きによって、ついに最後の猿の像をタイで手に入れた。
一方、ロイド保険の顧問弁護士であるラッセルの様子を探っていた不二子は、ラッセルの真の正体を知ることになる。実は彼はネオナチを操る総統で、ハリマオの財宝を探させるためにアーチャーに負債を負わせた犯人だったのである。それを見た不二子はラッセルと手を組んで、ルパンらと対立する。
三体の像を手に入れたルパン・次元とアーチャー・ダイアナは、財宝が眠っている海底神殿へと向かう。それを知ったラッセル・不二子も五ェ門を用心棒として雇い、財宝を奪うべくネオナチを率いてルパンのもとへやって来る。