ルパン三世
ルパン三世 EPISODE 0 ファーストコンタクト
第二次世界大戦中に各国諜報部員が捜し求めていた秘伝の金属「クラム・オブ・ヘルメス」とその製法が記された錬金術書の争奪戦を軸に、ルパンファミリーの「ファーストコンタクト(最初の出会い)」のエピソードが明らかになる。
演出としては、ルパンと五ェ門が勝負するシーンは『TV第1シリーズ』第5話「十三代目五ェ門登場」の演出とほぼ同じ(他にも五ェ門に関する一部の演出に関しては原作初期の対五ェ門篇が一部踏襲されている)である、第1話のラストの「裏切りは女のアクセサリーみたいなものさ」という台詞があるなど、初期のTVシリーズや劇場版などをイメージした演出が目立つ。
BGMについては、過去のTVスペシャルの物が使用されている。また、オープニングテーマにテレビスペシャル版の「ルパン三世のテーマ」、エンディングにテレビシリーズ第2期で使われていた「ルパン三世のテーマ'78」のアレンジバージョンが使われている。
オープニングテーマとエンディングテーマに「ルパン三世のテーマ」が使用されるのは史上初である。また、これによって、オープニングとエンディングに2度タイトルが表示されるという長編アニメとしても珍しい作品となっている。メンバーとの出会いの他にルパンの愛車、メルセデスベンツSSKとの出会いが描かれていた。
この作品においてのルパンの衣装は、劇場映画第1作『ルパンVS複製人間』と同じカラーリングである。また、銭形警部の所持する十手が『炎の記憶TOKYO CRISIS』以降初めて登場している。なお、不二子のヘアカラーは過去の話をするストーリーということから、過去では茶髪、現代では金髪というデザインとなっている。両方のカラーリングの不二子が見られるのはこの作品が唯一である。
本作はTVスペシャルのシリーズが始まって以来、初めてセル画からデジタル製作に変更となっている。また、それまで監督やデザインの変更はあれど、中核の作画スタッフ、撮影、編集、録音、音楽、音響、動画検査、色指定、特殊効果にいたるまで、1977年度のテレビ第2シリーズ、もしくは1989年の『ヘミングウェイ・ペーパーの謎』から、ほぼ変わらないスタッフで手がけてきていたが、この作品からスタッフが流動的になる。
「出会い」をテーマに描くにあたり、原作およびTVシリーズでの既出設定をリセットしているため、本作は他シリーズから独立した(外れた)外伝的単独エピソードであるともとれる(しかしそもそも原作とTVシリーズとの間でも一致しない設定は多々存在する)。ただし全体が「ジャーナリストの女性に対して語って聞かせた話」に仕立てられていることで「どこまでが真実で、どこからが虚構か」を曖昧にされており、一応の整合性を計っている。
あらすじ [編集]
「今、初めて明かされるルパンと次元の出会い!?」
ある夜、次元は女性記者のエリナにルパン三世との出会い、いわゆる「ファーストコンタクト」を語り始めた。 ルパンとその仲間達の出会いが初めてあかされる。次々と起こる事件の中、出会うルパンと次元。その中で友情、裏切りが描かれる。そこにルパンと不二子の初めての出会いも織りまぜ、話は二転三転する。
また、犯人捜査のため、警視庁からニューヨーク市警を訪れた銭形もはじめてルパンと遭遇する。そして、斬鉄剣を求めて五ェ門も登場する。今回のお宝「クラム・オブ・ヘルメス」を追う中で、錯綜する人間関係。
おなじみのメンバーである次元、不二子、五ェ門、銭形警部は一体どのようにして出会ったのか。そして、ルパンと次元はそれぞれ相手の腕前をどう思っているのか、また五ェ門の持っている斬鉄剣の秘密など、ルパンと仲間達の過去が今明らかになる。